会長に高松商工会議所女性会会長 穴吹惠美氏を再任
丸亀市に、県下女性会メンバー約100人が集い、平成19年度定時総会が開催された。高松女性会からは22人が参加した。
来賓に高松商工会議所谷本専務理事を迎え、当日の審議事項、平成18年度事業報告・収支決算、平成19年度事業計画・収支予算等、いずれも承認可決された。
役員選任では、会長に高松商工会議所女性会会長穴吹惠美氏が再任されたのを始め、副会長、理事、監事がそれぞれ選任され、新役員の体制が整った。
続いて行われた研修会では、オフィス・なかがわ代表 中川政雄氏より、「元気の出前 やっ たらやれるで〜人は化ける!組織も化ける〜」と題して講演があった。
中川さんは、さまざまな組織改革、人材活性化策を導入して数々の成功を収めた“伝説の信 金マン”。大阪、八尾市の出身。ユーモアのある河内弁を織り交ぜながら、元気あふれるトーク
で、人材育成、組織活性の方策をわかりやすく説明し、参加者は元気の源である「笑いのパワ ー」の大切さをあらためて実感した。
【講演概要】
暗かった子ども時代。就職3年目、ある上司との出会いが人生の転機
大阪、八尾市の出身。大農家のひとり息子で大事に大事に育てられた。ところが、学校では、内気でいじめの対象に。今では想像もつかないほど暗かった子供時代を振り返る。
高校卒業後、地元の信用金庫に入庫する。初めの2〜3年は、雑用ばかり。上司からは罵声の毎日。同期がどんどん活躍していく中で、自分だけが取り残される。
当時、「自分はこの仕事、職場に向いていない。仕事を辞めたい」と思い続けていたと話す中川さん。「何でも人のせいにして『どうせ…』とひがんでいたところがありました」と笑う。ところが、ある上司との出会いが中川さんの人生の転機になる。
山野係長と出会ったのは、21歳の時。それまでの上司と違い、自分に対して罵声はなく、何も言われない。「無視されているのでは?」と悲観的に思っていたある日、その山野氏から食事に誘われた。
「人生」は悔しさをバネにして立ち上がるもの。
やる気があるんだったら、教えさせてもらうがどうか?
上司からそんなありがたい言葉を受け、背中に電気が走ったという中川さん。
その日以来、山野係長から熱心な指導を受けながら、猛烈に仕事に取り組み、どんどん成果を上げて行った。「係長に出会わなければ今の自分はない。それ以後は、集金ひとつでも、それまでは鞄を持っている方の腕が伸びきっていたのが、肘がしまり、力が入るようになったんです。そうなると心も締まるものです」と話す。明るく元気。歩き方は前傾姿勢でリズミカル。そうなると自ずと悩むことができない。暗い表情をすることができないから、前向きに活動的になる。やる気も湧いてくる。
「仕事のできない人間は、何も考えていないわけではない。内心はさびしく、誰かに声をかけてもらいたいと思っている。駄目な奴だと決め付けず、どんどん声をかけやる気にさせることが大事。愛情、関心、そして期待をかけることで、必ず人も化けるんです」と呼びかける。
仕事のできる人はとにかく「明るい」「表情がある」
他人から見て、一番いい笑顔のつくり方を。そして、毎日笑顔をつくる習慣を。『どうせ・・・』という言葉は一番ダメ。元気よく過ごしていれば、悩むヒマはなく、自ずと行動的になる。
そうすれば、人も組織も必ずよりよく化けることができる。
総会の後に元気コメンテーターの中川政雄氏の「数々の成功を収めた“伝説の信金マン”」の講演を聴き、今の自分の仕事に対するモチベーションが高まりました。会員の皆様も様々な行事に参加されましたら、意義ある時間を過ごせるのではないでしょうか。
副会長 吉田 洋子
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