4月の例会では、晴天の下、四国八十八ヶ所へんろ道文化世界遺産登録促進事業の一環として、お遍路体験の著書を出されている歌人 玉井清弘氏にご同行いただき、27人の会員が2ヶ寺を参拝した。
まず、基本的な参拝作法について学び、根香寺では講師の後について正しい作法で進み、本堂・お大師堂では玉井氏にあわせて読経をあげた。参拝後の講義では、江戸時代からお遍路が一般的になったことや空海の生い立ち、遍路装束などについて学んだ。
国分寺では、今までのお話をもとに、個々に参拝。資料を見ながら、それぞれが読経をあげた。
八十八ヶ所巡りの経験はあるが作法等については初めて知ることが多い、と参加者からは様々な質問が出された。
「世界遺産登録を要望しながら、謂れなどについて知らないのでは、『八十八ヶ所巡り』は語れないのでは」と企画された今回の例会は、先に実施した八栗寺遍路体験とあわせ、お遍路についてより理解が深まった。
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