環境問題への取り組みをテーマに例会を開催し、会員24人が参加しました。
20年前から環境問題に取り組んでいる花ノ宮保育園園長 野町文枝氏を講師に迎え、「環境にやさしい、安全・安心・安価なEM生活をはじめよう〜洪水のタイの水を守るEM!〜」と題し、お話を伺いました。
野町氏は、環境汚染と子どもたちの身体に深い関係があるのではないかと危惧していた頃に、有用微生物の開発者である琉球大学の比嘉照夫教授に出会い、EM(有用微生物群)菌を知ることとなりました。EMとは、乳酸菌や酵母などを主体とし、安全で有用な微生物を共生させた多目的微生物で、海や川に投入することで、微生物を増やし、生態系を正常な状態に戻し、水を浄化すると言われています。
今回の東北の震災、タイの洪水においても、EM液の活用により、悪臭を抑えるなどの効果が確認されていて、高松市新田町の久米池にも平成15年からEM泥団子などを投入し、アオコの異常繁殖抑制や悪臭対策に効果をあげています。
空気や水、土の汚染は、そこから獲れる農作物、魚などを摂取することで体内に蓄積され、これから生まれてくる子どもや孫にも影響を与えることを懸念する野町氏は、次の世代の子どもたちに、私たち世代が汚した環境をきれいにして返すためにも、一人一人が環境を汚さない暮らしを心がけることが大切であると会員に呼びかけました。
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