四国商工会議所女性会連合会(穴吹高松商工会議所女性会会長、四国内29女性会)では、平成16年10月より、四国八十八ヶ所遍路道文化の世界遺産化に向けた活動を続けており、研修会等で勉強を重ねる一方、遍路道の清掃活動やお接待体験などを通し、理解を深めてきました。
当初の計画では、さらに勉強を重ね、平成20年の高知大会で要望書を決議する予定でしたが、昨年11月、4県が文化庁に対し、「四国八十八ヶ所霊場と遍路道」世界文化遺産登録へ提案したこと、また12月に4県知事が文化庁長官に対し要望したことを受け、早急なユネスコ世界遺産登録推進協議会の立ち上げと世界遺産登録の要件の照合や登録範囲の確定作業、史跡・重要文化財等の再調査と保存・管理計画、景観条例等の制定などの9項目について、1月17日、4県の知事に対し各県女連が一斉に要望書を提出しました。
要望書の中で、「世界遺産化は経済・観光振興を目的にするものではなく、かけがえのない遺産を保存・保護することが重要であり、なおかつ次世代に継承していくべきもの」とし、未来を担う四国の子どもたちが、地域に息づく貴重な遍路道文化とお接待の心を受け継ぐことができる環境づくりも唱えています。
同連合会の今後の活動については、4県の女性会連合会で話し合いながら、進めていく予定です。
▲真鍋香川県知事に要望書を提出する穴吹四女連会長
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